あいてぃーとふぼふ

Visual Studio 2012 Express!

いよいよ、待ちに待った「Windows8」と「Visual Studio 2012」のRTM(製品版)が、MSDN会員向けにリリースされました~!…が、私はSubscriptionが切れていたことをすっかり忘れていたため、この恩恵にあやかることが出来ず…(T▽T)

ですが!そこは天下のMSさん!なんと無償で評価用のRTM版Windows8Windows 8 evaluation for developers」と、これまた無償のVisual Studio 2012Visual Studio 2012 Express」を同時に公開してくれました!ということで、私はこれらを用いて、取り急ぎVisual Studio 2012 Expressを触ってみた感想をご報告します~!(*≧▽≦*)

RTMはRTMで!

ちなみに、Windows8のReleasePreviewに、RTM版のVS2012Expressをインストールしようとすると、「このコンピューターにインストールされている.NET Frameworkは、最低限必要なバージョンを満たしていません」エラーが発生します。これを回避しようとして、同じくRTM版の.NET Framework 4.5を単体で入れようとしても、「Microsoft .NET Framework 4.5は、既にこのオペレーティング システムにインストールされています」エラーが発生してインストールできません。このため、RTM版のVS2012Expressは、RTM版Windows8にインストールしましょう!

インストーラーはびろーんでぴかぴか!

まずはVisual Studio 2012 Expressのインストーラ-について一言。インストーラーのUIデザインは、その時々のトレンドが反映されていたりして、個人的に色々と参考にしていたりします。ですが、今回ばかりはそうもいきません。だって、インストーラーの同意チェックをオンにすると、インストールボタンがびろーんって出てくるんですよ。

なんですか、このびろーんって?しかも、インストールが完了した後に至っては、起動ボタンがピカピカしてるし。なんだか昔のアングラサイトを思い出します。一回りして新しい?なんだかちょっと、やだな。(´・ω・`)

デフォルトはまっくろ!

そんなこんなで、インストールしたVS2012Expressを起動するとデフォルトで画面が真っ黒です!一瞬、Blendを起動したのかと思ってしまいます。どうやら、オプションから設定できる配色テーマがデフォルトで”濃色”になっているようですので、これを”淡色”に変更すれば、白を基調としたいつもの見慣れた配色に戻ります。でも、メニューやウインドウに関して言えば、濃色の方が若干見やすいような気もしますが…。ともあれ、MSさん的に、これからはCUIチックなのがタイポグラフィだぜ!ってことでしょうか?(´-ω-`)

私上最悪のプロジェクトテンプレートェ…

個人的に、RTMに期待していた事柄のひとつに、プロジェクトテンプレートの修正があります。RC版のVS2012Expressに用意されたプロジェクトテンプレート(GridAddとかSplitAppなど)は、そりゃもう本当にヒドイ構成で、出会いがしらに開発意欲をへし折られます。

具体的には、プロジェクトテンプレートが生成するクラスにVS自身がベッタリネッチョリ依存しています。どういうことかと言いますと、テンプレートからプロジェクトを生成すると、やたらたくさんのクラス(Commonフォルダ)が生成されるんですが、その状態ですでに各ページクラスが上記フォルダ内の独自の基底クラス(LayoutAwarePage)を継承していたりします。さらに、休止中の状態を管理する、これまたCommonの独自クラス(SuspensionManager)を内部で参照していたり何だり…。とにかくもう混沌(ニャル子)です!

しかも挙句の果てに、それらのクラスを削除したり名前を変更しようものなら、VSから新規にページを追加しようとした際に「テンプレート君が用意してくれているはずのCommonなクラスが見当たらないけど、僕が追加してあげようか?断るならビルドが通らなくなるけど、名前空間とか自分で解決してよね?ぷぎゃー!m9(^Д^)」的なメッセージ!お前らどんだけベッタリなんだよっ!orz

他にも、なんか中途半端にMVVMだし、ビューモデルがObservableDictionaryクラスだし、不満を上げたらキリがないです。プロジェクトテンプレートは、あくまで”テンプレート”なのであって、決して”サンプル”じゃないはずです。それなのに、VS2012とプロジェクトテンプレートがグルになって、オレオレクラスを使わせようとするこの感じ。まぁ確かに、これらのクラスは便利です。けれど、だったら最初からBCL(ベースクラスライブラリ)に組み込んでおいてくださいよ!って話ですよ(○`з´○)

ということことで、RTM版で修正されることを期待していたのですが、願いかなわず。トホホ。。。…とまぁ、何だかグチっぽくなってしまいましたが、もちろんVS2012Expressにはグッジョブなポイントもあります。例えば、自動単体テストがExpress版でもサポートされたことなどは、本当にグッジョブです!

…ところでMetroは?

ところで、「Metro」という名称をやめるという話を聞いてはいるのですが、ヘルプやMSDNライブラリなどで未だに「Metro」を見かけます。結局やめるの?やめないの?(T△T)